アウディ概要
1900年代初頭、4つの会社が合併しアウトユニオンという会社が設立されました。
4つのリングを合わせたエンブレムは4つの会社の団結を表しています。
現在ではフォルクスワーゲングループの中核をなすブランドとして、ドイツの主要自動車メーカーのひとつとして世界に展開されています。アウディブランドの象徴として、1980年代のラリー選手権、アウディ・クワトロS1を駆り女性初の優勝ドライバーとなったミシェル・ムートン氏の実績や、2000年代から2018年の間ル・マン24時間レースにて13回優勝という実績があります。
レースで培われたフルタイム4輪駆動「クワトロシステム」や、マトリクスLEDヘッドライトやハイブリッド技術など市販車開発にも活かされています。
アウディ A4
ブランドを代表する一般的なミドルセダンがA4です。
セダンタイプのほかにステーションワゴン（アバント）を始め、ハイスペックグレードのS4、さらにRS4がラインナップされています。
下位グレードを除きA4にもフルタイム4WDクワトロシステムが搭載されています。
アウディ A5
2ドア4シーターのスポーツクーペがA5です。(※4ドアもあります)
競合車種には大きさ的にはメルセデスベンツのCクラス、BMWの4シリーズがあたります。
カブリオレタイプも追加され、以前は大相撲の優勝パレードにも使用されていました。（2018年以降ベンツSクラスカブリオレに変更）
2017年フェイスデザインも一新しています。
アウディ A6
A4より一回り大きなメルセデスベンツEクラスと同等のサイズを持つ車種がA6です。(A6の方がやや大きくなります。)
4輪駆動を併せ持ち、ゆったりと使用できる大人のセダンです。
セダン以外にもステーションワゴン（アバント）や、オフロードからオンロードまでカバーするオールロードがあります。
アウディ A7
スポーツバックの名前が付く特徴的な後部のデザインを持つのがA7です。
全長は5m近く、大き目のハッチバックの要素を入れた形状のスポーツクーペです。
競合にはメルセデスベンツのCLSやBMWの6シリーズなどがあたります。
アウディ A8
アウディのフルサイズラグジュアリーセダンがA8です。
最上位グレードには6298ccのW型12気筒エンジンを搭載したモデルもありました。
オールアルミ製ボディを採用しており、サイズの大きなセダンでも軽量化が図られています。
2018年には他モデルと同様にデザインが一新されカメラやレーダーなどのセンシング機能や、全グレードハイブリッドドライブシステムを搭載しています。
競合車種のSクラスや7シリーズ、レクサスLSと比べると個人の好みではありますが、前席の直線的で大きなラップアラウンドパネルが印象的です。
アウディ SUV(Qシリーズ)
2006年代初頭、Q7を始め、アウディのSUVがラインナップに追加されました。
改良を経て、ミドルサイズのQ5、コンパクトなQ3、街乗りを意識したQ2(2WD/2リッターから4WD)と充実しています。
全長5メートル超え、V8 4.0L のフルサイズSUV「Q8」が2019年日本にも追加されました。ハイパフォーマンスのQ8 RSも用意されています。AUDI Qシリーズの最上位モデルではありますが、VWグループではランボルギーニ ウルス、ベントレー ベンテイガ、ポルシェではカイエンがあり、価格はやや抑えられた1049万～となっています。
アウディ A3
街中でも扱いやすいハッチバック（スポーツバック）のコンパクトモデルがA3です。セダンタイプもラインナップされており、ベースグレードは3気筒で日常で使える車種ですが、直列4気筒、足回りもミッションも変更されたハイグレード版のS3もあります。（ドイツ インゴルシュタット生産）
アウディ A1
アウディブランドの中で一番コンパクトなモデルがA1です。
約1000cc、3気筒エンジン、全長4m以下、燃費20km越えとかつての欧州車のイメージとはかけはなれた最小ハッチバックモデルです。（スペイン マルトレル生産）
A1にも上位グレードのS1もあり、2000cc/直列4気筒/フルタイム4WD+6MT車という車種もあります。（価格は400万越え）
アウディ TT
アウディの2ドアスポーツカーがTTです。
クーペとロードスターがラインナップされています。
軽量スポーツカーのTTにも発売当初から4輪駆動システムが導入されており、○を組み合わせたようなデザインの特徴ある車種となっています。
2015年にはシャープなフェイスのデザインにモデルチェンジし、横置きエンジン用プラットフォームの採用などでサイズも若干コンパクトになりました。
アウディ R8
ルマン24時間耐久レースで活躍したアウディR8の名前を冠した2シーターハイパフォーマンスカーがR8です。
ブランドの特徴である4輪駆動クワトロシステムを搭載し、ハイパフォーマンスカーでありながらも日常使いもでき、アウディの技術とプライドが結実したような高性能モデルです。
2016年モデルチェンジしました。
アウディ e-tron
e-tronとはアウディの電気自動車に冠されているブランド名です。e-tronという名前は当初2009年発表されたコンセプトカーに名づけられていました。
ポルシェ タイカンとプラットフォームを共有する高級電気自動車「e-tron GT」やSUVモデル「Q4 e-tron」が2021年日本にも登場し電気自動車が本格参入してきました。2025年までに30種類のモデルを投入するそうです。
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