アストンマーティン概要 ラインナップ
映画007でボンドカーとしても有名な、英国を代表するスポーツカーメーカーがアストンマーチンです。(公式表記はアストンマーティン)
1913年英国、ロンドンの工房にてライオネル・マーティンとロバート・バムフォードにより創業されました。
アストン・クリントンで行われたヒルクライムレースに出走するにあたり、創業者の名前とこの地名を合わせ「アストン・マーティン」と名づけられました。
元々レースのために作られたアストンマーチンは、ヒルクライムで輝かしい勝利を収め、その後もフレンチグランプリやルマン24時間耐久レースなどの大きなレースで実績を残しました。
1923年には市販を開始するもその後の経営は順風満帆とは行かず、第二次世界大戦を経て1947年イギリスの実業家デイヴィッド・ブラウンの資本傘下に入ります。
現在でも続く車のコードネーム「DB」はデイヴィッド・ブラウンの頭文字から取られています。
アストンマーチンは現在、英国らしいクラフトマンシップを受け継ぐ美しいデザインの高級アスリートカーとして経営資本は変わりつつもブランドを維持しています。2012年にはイタリアの投資会社の傘下にあり、過去に製造された車両のパーツを生産できるレストア事業も始まりました。
1世紀の内に7回も破産するなどアップダウンの激しいアストンマーチンですがブランド力は健在で2020年にはカナダ富豪ローレンス・ストロール氏が25%の株式を取得しバックアップしているそうです。
エンジンは最新の設備のあるドイツでの生産にはなりましたが、デザインや車両生産は現在も英国で行われています。
アストンマーティン DB11
ブランドを代表する車種で、歴代でDBのイニシャルが付けられています。2016年、DB9の後継として登場しました。
5.2L V12ツインターボエンジンを搭載し、ハイスペックな性能、美しいプロポーション、ドイツ車やイタリア車とは一味違う高級感のある内装が特徴です。
アストンマーティン V8ヴァンテージ
2018年モデルチェンジし、デザインも新しいフェイスになりました。
4.0リッター・ツインターボチャージャーV8エンジンを搭載しDB11の下位グレードに位置するモデルではありますが、時速0-100kmへの加速は3.6秒、最高時速314kmと有り余る性能を持っています。
アストンマーティン DBS
最上位モデルヴァンキッシュの後継モデルとして2007年登場し2012年まで生産されました。映画007でも度々登場し、スタイリッシュなデザインながら特殊装備を装備し楽しませてくれました。
V型12気筒エンジンを搭載し、DBSのボディにはマグネシウム合金やカーボン繊維が使用され軽量化が図られています。
アストンマーティン ラピード
DBシリーズと共通し、V型12気筒エンジンを搭載した4ドアクーペがラピードです。デザインは4ドアには見えないほど洗練されたクーペの形状をしています。14度上部に開くスワンウイングドアが採用された美しいスポーツセダンです。ボディタイプは形式的にはポルシェパナメーラと同様に5ドアハッチバックになります。
アストンマーティン DBX
2019-2020年、アストンマーチン初のSUVとして発表されたのがDBXです。各メーカーが気筒数を減らす中、最高出力550PS AMG製4リッターV8ツインターボエンジンというハイブランドらしい高スペックエンジンとラグジュアリーな内装を備えた高級SUVです。2022年に最大出力を707PSにあげたDBX707というモデルも発表されました。
アストンマーティン ヴァンキッシュ
DBSの前に販売されていたV12エンジンモデルのアストンマーティンがヴァンキッシュです。2016年には再びラインナップの変更がありDBSに変わり再度ラインナップに加わります。
エンジンはドイツ生産になるという発表があり、新型ヴァンキッシュも新エンジンが搭載されています。