ロールス・ロイス整備
マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はロールス ロイス ゴースト エアコン異音でのご依頼です。
輸入車の中でも最高級車両の一つであるロールス・ロイス。
BMW傘下の現在、受け継がれる走行性能や更なる静寂性など全てにおいて最高級と言うのに相応しい車両です。
早速、ご依頼であるエアコンからの異音の点検を進めていきます。
まずは症状確認から。
普通にエアコンを使用しているだけでは何も違和感なく使用できます。
冷房、暖房共に効きも良好でした。
よくある熱などでパネルなどの軋み音だったりエアコンフラップの作動音でも有りませんでした。
しかし風量を上げていくとブロアーからブーンというような少し鈍い音が聞こえてきました。
ブロアーから音が出る場合は軸の油切れか、異物混入が大体の原因ですのでブロアー部分を分解していきます。
ゴーストのブロアは集合ターミナル下にあり少し手間がかかります。
ターミナル部分を外していくと外気の吸気口があります。
正常であれば異物が入らない様に網(スポンジの様なもの)があるはずなのですが砕けてしまっていました。
これが無いとなると異物を防ぐ事ができません…
さらに分解を進めていきブロアモーターを覗いてみるとすごく小さな物でしたが葉っぱが一枚入ってました。
たったのこれだけでしたがブロアモーターは高速回転するので少しでも異物があると音が出でしまう様です。
これで風量が少ない時には音が出ず、風量が多い時に音が出でしまう原因がはっきりしました。
異物を取り除き、ついでにブロアモーターの軸へ給油し、分解した部品を清掃しながら組み上げていきます。
異音の原因は葉っぱでしたがそもそも吸気口の網が無かったのが原因で異物が入ってしまいましたのでボロボロになった網部分を取り除き、対策として丈夫で風量に影響のないフィルターを取り付けます。
異音、異臭、風量に問題がない事を確認し作業完了となります。
弊社ではヨーロッパ車を中心に様々な車両を取り扱っておりますのでお車の事で少しでも気になるところが御座いましたらまずはご相談ください。
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